こんにちはワタクシです。
今回は春節(チュンジエ)、
日本で言うところの旧正月のお話です。
台湾ではお正月を旧暦の日にお祝いするのが伝統です。
春節の時期に台湾旅行へ行ってみたいと思った方は注意点がいくつかあるので、今回の記事はぜひ読んでみてください。
台湾旅行で春節を楽しめるのは春節(旧正月)の期間中ではない
春節って何だろう?
2018年の春節は、2月16日
2月15日~2月21日が祝日になります。
春節は、日本で言うところの旧正月です。
台湾は元日の1月1日よりも旧暦のお正月を盛大にお祝いするのです。
それが春節と呼ばれる期間です。
台湾では他にも『端午節』や『中秋節』という『節』があり、旧暦での祝日をお祝いします。
戦前までは『太陰暦』というものをカレンダーに採用していて、日本も含めて台湾や中国といったいわゆる中華圏を中心に東南アジアでは広く使われていました。
現在、ほとんどの国で使用しているカレンダーは『太陽暦』というもので1年=365日あります。
地球が太陽の周り1週回る日数で出来た暦で、現在多くの国が採用しています。
『太陰暦』は月の満ち欠けを基準にして出来ており。1年=354日です。
3年に一度うるう月が1ヶ月入り、1年が13ヶ月になる年もあります。
台湾や中国、外国に渡った中国人(華僑)が多い国では現在でも祝日を旧暦にあてはめてお祝いする風習があります。
台湾にとってのお正月は『春節』が本番
では台湾では元日の1月1日と、日本で言うところお正月休みはどうなっているのかというと、1月1日にはみんなカウントダウンしたりライブを楽しんだりしてちゃんとお正月を迎えます。
でも日本と違うところは1月1日だけは、ただの祝日としてすごし、次の日からのお正月ムードはありません。
1月2日からはまたすぐに平日です。
では何月何日からがお正月なの?
という疑問がわくと思います。
新暦と旧暦では日にズレがあるので
台湾の春節は、だいたい毎年新暦の1月末~2月初旬。
そう。毎年、春節の日は変わるのです。
『台湾 2017年 春節』と検索してみましょう。
2017年であれば1月27日(土)~2月1日(水)とすぐに調べることができます。
春節期間に台湾旅行をオススメしない理由
「それじゃあ、春節を狙って台湾のお正月ムードを味わいたい!」
と思ったんじゃないでしょうか?
でもワタクシは
春節期間の台湾旅行はオススメしません。
ちょっと想像してみてください。
日本だってたいていの人や会社は、お正月は仕事が休みになって、故郷に帰ったりしてお正月を祝いますよね?
台湾の方にとって、この期間(お正月休み)が春節なのです。
ひと昔の日本を思い出して下さい。
お正月の期間は、お店がどこも開いてなかったでしょう?
台湾の春節もあの状態です。
せっかくの台湾旅行に行っても、お店が開いてなくてグルメや買い物ができないなんて残念ですよね。
そして、もちろん台湾でも
故郷に帰ったり、大型連休に旅行へ行ったりします。
日本でも、お正月になると「帰省の新幹線の乗員率150%」とか「高速道路40km大渋滞」といった帰省ラッシュ
や「お正月を海外で過ごす出国ラッシュのピーク」などニュースで放送されていますよね。
台湾でも全く同じです。
電車やバスはもちろん飛行機も大幅に混むことになります。
春節期間中の台湾は
- お店も軒並み閉まっている
- 開いているレストランは予約でいっぱい
- 夜市の出店数も激減
- ホテルも予約で埋まっている
- タクシー料金も春節料金で+20元請求
- 航空券が高い
以上の事から、もう一度言いますが
春節に台湾旅行に行くのはオススメしません。
台湾旅行ビギナーの方なら1度の旅行でまずは色々まわったり食べたりしたいでしょう?
お正月ムードを楽しみたいなら春節直前
春節期間に台湾へ行くのはもったいないという事はわかりましたよね?
でも、「台湾のお正月ムードを味わってみたい。」とも思いますよね?
そういう方には
春節直前がオススメです。
今年の春節は2月6日~2月14日でした。
ワタクシは今年の春節直前(2月2日~2月6日)に、台北旅行に行っていました。
街中は直前からすでに春節モード
で街中が真っ赤&金色でした。
赤色は台湾では縁起の良いお祝いの色なので、良いことがたくさんありそうでワクワクしました。
「これが台湾のお正月なんだー!」
と春節気分を十二分に味わうことが出来ました。
実際はお正月直前何ですけどね(笑)
しかも、この時街中を歩いていると現地のTVが
「お正月はどう過ごしますか?」
というインタビュー取材をしていて、うまく言葉が話せないワタクシは
「対不起 (ドゥイブチー)」ごめんなさい。
と言ってかわしました(笑)
ワタクシが行った台北の西部には
『迪化街』(ディーホアジエ)(日本語読み:てきかがい)
という商店街があって主に乾物屋さん、漢方薬屋さん、お菓子屋さん、お茶屋さんなどが連なっています。
まるで年末の東京のアメ横みたいな感じで、人もすごく賑わっていました。
カラフルなお菓子や、なにやら縁起の良さそうな置物や香炉といったものまで、普段台湾でみないようなお正月用品も沢山ありました。
春節直前なら、どこのお店も通常営業。しかも、いつもよりにぎわってます。
ショッピングやグルメ、夜市などを堪能することが出来ます。
さらに、いつもとは違う春節気分も味わうことが出来るので、一石二鳥です。
おみやげ屋さんでは、春節用のお菓子セットもあっていつもより見た目も豪華なパッケージになっているので、この時期に是非買ってみるのがオススメです。
まとめ
まず、春節期間中の台湾旅行は、台湾旅行ビギナーの方にはオススメしません。
と、いうかビギナー以外の人にもオススメしません(笑)
春節のにぎやかな雰囲気を楽しみたいなら
春節直前の日程で台湾旅行にしましょう。
普段の台湾よりも伝統的な印象が強くなり、異国感が増しています。
年末セールのようなショッピングもお得に楽しめるので
「台湾にキターーーー」
という感じはマックスになります。
台湾旅行ビギナーはもちろん1度、2度と行ったことがある方も楽しめると思います。
※この時、ワタクシはタクシーで携帯(iPhone)を落として紛失してしまいました・・・なので今回の記事は写真がほとんどありません。トホホ・・・(T_T)
そこで、台湾人のお友達に「なにかお正月の写真ない?」ってお願いしたら
何点かお正月飾りの写真を送ってくれました。謝謝!(^^)/
春節の時に家の中やお店に置いて飾るものだそうです。
最後まで読んで頂き謝謝!!
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